ブログタイトルの「煙突」

6歳まで工場の社宅に住んでいました。ブログタイトルの「あの煙突」は、その工場の煙突です。
3歳の時、迷子になって、「あの煙突を目指せば家に帰れる」と思いながら、暗い夜道をただただ歩いて、自宅にたどり着くことができました。
今から考えると、目標に向かって足を動かし続けていくウルトラマラソンをする運命が3歳から決まっていたのかも!?
いま50代ですが、なんとなく迷子になっている気がします。「煙突」が見つかれば、上手くたどり着ける気がするのですが。。。。。

3歳の時、苦手だった散髪を泣かずに我慢したご褒美でおもちゃを買ってもらえることになったそうです。おもちゃを買いに行った店内で、迷子になりました。
迷子になった時から、記憶に残っています。
店内で親を探しても見つけられません。仕方ないので一人で家に帰ろうと思いました。

そのお店から、自宅まで3キロぐらいあります。
良く家族で車で出かけていて、いつも帰るとき、車窓から工場の煙突を見ていたことを思い出しました。
そして「煙突を目指せば家に帰れるだろう」と、ただただ夜道を歩いていた記憶があります。泣いた記憶はありません。

無事に自宅に着けましたが、親は、自分を探している最中なので帰宅していませんでした。隣の方の部屋に入れてもらって待っていました。

もちろん、親は大騒ぎで、探し回っていたようです。警察にも捜索をお願いしたそうですが、「子供のことをキチンと見ていなかった親が悪い」と怒られて、あまり本気で探してくれなかったそうです。

あきらめ加減で帰宅したところ、隣の部屋にいることがわかって、感動の再開だったそうですが、その記憶はありません。
工場も社宅も無くなって、ショッピングモールになっています。
煙突もありません。