「人間臨終図巻」人生観を変えてもらった本

昨日のブログで、「いつ、どのように人生が終わるのかも分からないので、生きている間は可能な限り、楽しく生きていけるように努力していきたい」と書きました。
6年前に、山田風太郎さんの「人間臨終図巻」を読んで以来、心がけていることです。

全4巻で有名人923人の死に様が書かれています。死亡時の年齢順に記載されていて、15歳で死亡した八百屋お七から始まり、121歳で死亡した泉重千代さんで終わっています。読み応えがある本です。

人がどのように死んだかを繰り返し読むことになります。それなりに精神的なパンチを受け続けそうなものです。

でも、読み進むにつれて、不思議と前向きな気持ちが心の奥底から湧いてきました。
「どんな人でも死ぬ。自分も、自分の大切な人も必ず死ぬ。いつ、どこで、どのように死ぬかは選べない。じゃあ、生きている間は可能な限り楽しくなるように努力していくぞ!」
という感じです。

実際の生活の中では、楽しくないことの方が多くて難しいですけどね。

また少しずつ読み返してみたくなってきました。
今回は、自分の今の年齢と同じ53歳で死亡した諸葛孔明から、読み始めてみます。